医師会長 ➡ 医師快調?はたして・・・?

会長

七尾市医師会会長 安田紀久雄

医師会長になって二年目を迎えようとしています。
はたして「会長」は「快調」にきたのか?
振り返ってみたいと思います。

わたしのモットーは「明るく、楽しく、若々しく」です。日々そのように物事をとらえ、実践して、患者さんにもちょっとでも元気をもってもらい、笑顔になって帰っていただくようにこころがけています。

ところで、余談ですが、この「モットー」って漢字がないのですね。英語の「motto」からきているとのことで、知りませんでした。トリビアの泉ですね。

ここ数年、年賀状を廃止します、というお葉書が増えてきたように思います。寂しい限りですが、たしかに年末、ただでも忙しいのにたくさんの「儀礼的」年賀状を書くのはたいへんな労力になります。気持ちはわかります。

わたしも年内に書くことは叶わず、いつの間にか年が明けて、いただいた賀状の方だけにお返事を書くようになってしまいました。 必然的に賀状の数は徐々に減ってゆき、さみしい思いもしているのですが、自分の行いから来た結果ですからしかたありません。

でも、賀状の文面はありきたりのものではなく、多少でもユーモアをもってにやっとほほ笑んでいただけるように川柳をまじえてだすようになりました。ちなみに今年のお正月にだした賀状の文面を記載してみました。(実際にもらった方には再度のご挨拶になり申し訳ありません)

『明けましておめでとうございます。お正月気分もどこへやら・・松もあけようとするころになってのご挨拶となりました。いつもの川柳を考えていたら今日になってしまいました。お餅に飽き、おせちに飽き、賀状書きにも飽きてきたころでしょうか?「飽きましてあめでとう・・・」のほうが良いかもしれませんね。

昨年、七尾市医師会長になってしまいました。ここまでコロナに明け暮れた寅年でした。
インフルもそろそろでてきて、今年こそ「医師会長 コロフル(※1)やり込め 医師快調」とゆきたいものです。

年末年始は「孫多し クリプレ年玉(※2) 飛んで行き」「元旦や 大虎(とら)が押し出す 兎糞かな」(読売新聞にでていた「元日や餅で押し出す去年糞」をもじりました)「大残業 抱えて箱根(※3)に 浸りきり」状態でした。
また、「年男 ぴょんと飛び跳ね 頭打つ」にならないように、「目は薄い 髪も薄いが 意気は濃い」ので頑張ります。皆様、今年も笑顔をたやさず、笑い皺を増やして元気にゆきましょう。

呆れないでお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。(令和5年1月)』

という内容です。
いかがでしょうか?
ニヤっとしていただけましたでしょうか?

略語の解説です。
※1コロフル=コロナとインフル ※2クリプレ=クリスマスプレゼント ※3箱根=箱根駅伝

ところで、冒頭の会長1年目の振り返りが最後になってしまいました。

これが医師会長としてのぼくのお仕事だ、業績だーといえるものは何一つありません。多分わたしがいなくてもことはそのままスムーズに運んでいたに違いなく、存在感のかけらもないような気分なのです。たくさんの会議とコロナへの対応で1年がすんだように思います。次の1年はどうしたものかな、なんて考えていますが、きっと来年も同じことをつぶやいているような気もしています。

政治家ではないのですが、「公約」を掲げて実践するとしたら、医師会における「危機管理」についてもうすこし何かできないか検討しています。とりあえずの会員間の連絡網の構築、そして能登における3医師会の間での課題の共有と意思の疎通をはかること、これくらいは実践してみたいと思っています。

多くの会員や関わる皆様のご協力、励ましをいただきながら、明るい未来をみすえて前進したいと思います。今回の結論は、医師会長はいまだ医師快調ならず、今後の「い・・・・い視界」が開けますように頑張ってゆきたいと思います。

よろしくお願い申し上げます。